自動売買システムになぜ VPS が必要なのか
自動売買システムになぜVPSが必要なのか?
自宅のノート型パソコンやデスクトップ型パソコンは設計上、24時間365日の常時稼働が想定されていません。FX やバイナリーオプション等の自動売買システムを運用する際には、安定したネットワーク回線と停電やハードウェア故障時も瞬時にシステム復旧が可能なサーバー構築が必要です。
しかしながら、自宅やオフィスにおいて冗長性と回線品質を担保したシステム構築は初期投資や運用負担の面でも現実的ではありません。そこで活用するのが VPS (バーチャルプライベートサーバー)です。
セキュリティと回線品質が担保されたデータセンターに自分専用のサーバー(パソコン)を簡単に構築できます。特に FX は板の取り合いになりますので、回線が早く安定しているほうがより良いポジションを持つことができます。
以下に自動売買システムの稼働環境として「自宅パソコンをつけっぱなし」にした状態と「VPS の活用」のメリット・デメリットをまとめてみました。VPSが良くわからない方や、これまで利用されてこなかった方にとって有益な情報となりましたら幸いです。
自動売買システム稼働環境の比較表
※1 1kWhあたり27円で計算
※2 1.5GBメモリプランの 6ヶ月契約時の月額料金
※3 回線事業者の契約プランによって異なる
自宅パソコンで自動売買システムを運用するデメリット
- パソコンで他の作業ができない
- 回線が安定しない
- 電気代コストが上がる
自宅パソコンで自動売買システムを運用するとインターネットをはじめ、トレード以外の操作に支障が出てきます。自動売買システムがパソコンのメモリやCPUリソースを占有してしまい、他の作業を同時に行うことによってパソコンに負荷がかかり、意図しないフリーズや OS 再起動等が発生してしまいます。
また、集合住宅等、一般家庭で利用されているインターネット回線は時間帯によって他の利用者の影響を受けやすかったり、回線速度が著しく低下することがあります。
さらに24 時間 365 日の間、常にパソコンを稼働させ続けると故障リスクと電気代のコストも上がり、トータルコストは VPS の月額料金と大きく変わらないケースがほとんどです。
VPS で自動売買システムを運用するメリット
- 高帯域な高速回線で安定した取引が行える(良ポジションの確保・約定率向上)
- 災害時やハードウェア故障時も迅速に復旧できる(自身の作業は不要)
- 外出先のスマートフォンからも自動売買システムの緊急停止やメンテナンスができる
VPS がホストされているデータセンターは 24時間365日の間、サーバー・ネットワーク機器が稼働し続けることを前提としたファシリティを備えています。災害時やハードウェア故障時も迅速に復旧対応が行われ、高帯域な高速回線によって安定したトレード環境を実現できます。
また、自宅パソコンを自動売買専用機にする必要がなく、インターネットに接続できる環境があればスマートフォンやタブレット、ノートパソコン等からどこからでもアクセスができるようになります。リアルタイムに MT4 インジケーターのサインを確認したい場合や為替相場に応じて自動売買システムを停止する際にも役立ちます。
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